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ゴルフ コラム

日本生まれアメリカ育ちの今田、大ブレイクの予感!

 今田竜二が今季2度目の2位(タイ)に食い込んだ。

 タイガー・ウッズ(米)が優勝した米ツアー、ビュイック招待で単独2位に入った今田が、今度はアーニー・エルス(南ア)、レティーフ・グーセン(南ア)ら大物が相次いで予選落ちしたPODS選手権で2位タイ、好調さをアピールした。

 初日から雨と風に祟られ、最終日も強風が各選手を惑わしたが、そんな中、今田は3バーディ、ノーボギーの68をマーク。初日90位台と大きく出遅れながら、尻上がりに調子を上げて優勝したショーン・オヘア(米)に2打差の2位タイで4日間の競技を終えた。

 奇しくも大会が行われたフロリダ州タンパベイは、今田が居を構える地元。今季3度目のベスト5入りを果たしたことで賞金ランクも9位に浮上し、あとは念願の初優勝を待つだけとなった。

 しかし本人の反応は冷静そのもの。「優勝と2位の間にはすごく大きな差があると思っています。ゴルフの内容自体は良くなってきたし、最近になってやっと自分がテレビで観てきた選手たちと同じ舞台で戦うのにも慣れてきました。大勢のギャラリーの前でプレーすることにも馴染んできた。自分の居場所ができてきたので、できれば初優勝が早く来てくれればいいですね」(今田)。

 今田を知る人々は「彼はアメリカ人だよ」と口を揃える。14歳で単身渡米。言葉もわからない異国で、ゴルフという共通語を唯一の頼りに人生の半分以上をアメリカで過ごしてきた今田のメンタリティは確かにアメリカ人なのかもしれない。気負わず、飄々と、常に自然体でいられるのは、アメリカでの生活やPGAツアーでプレーすることを“特別”なことと考えていないから。当たり前にアメリカで暮らし、当たり前に学生時代からのライバルたちと、当時のノリで凌ぎを削っている。

 だが、そんな彼にも、どうしようもない“日本人の部分”がある。それは一昨年、田中秀道が成績不振で米ツアー撤退を余儀なくされたときのこと。シードを落とし、日本に帰らなければならない田中が、シーズン終了間際、誕生日を迎える今田のためにプレゼントを手渡したことがあった。

 田中は今田が、アメリカ人的な軽いノリで「サンキュー」と笑顔を見せると思っていた。ところが今田は、心身ともにボロボロになって力尽き、帰国の日を間近に控えながら自分を思ってくれた田中の厚意に感激し、人前もはばからずポロポロと涙を流したのだ。アメリカ人だと思った今田が日本的な“情”を持ち合わせていたことに、田中は胸を熱くした。

 アメリカ育ちのサムライの、ツアー初優勝の日が待ち遠しい。

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賞金ランキング

米国男子 9月30日

1. ビジェイ・シン $6,601,094
2. タイガー・ウッズ $5,775,000
3. フィル・ミケルソン $5,188,875
4. セルヒオ・ガルシア $4,858,224
5. ケニー・ペリー $4,663,794

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