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ゴルフ コラム

台湾勢ベスト5に3人の快挙 注目は新人のヤニ・ツェン

 台湾勢が米女子ツアーで旋風を巻き起こしている。

 近年、女子ゴルフ界の一大勢力と言えば韓国勢と相場が決まっていた。が、ここに来て他のアジア勢の台頭が目立っている。今年1月に行われたワールドカップでも、優勝したフィリピンを筆頭に、韓国、台湾、日本のアジア勢が上位に食い込んだが、今度はアメリカで台湾勢が大暴れだ。

 ロレーナ・オチョア(メキシコ)がツアー記録に並ぶ4試合連続優勝を飾ったギンオープンで、女王と互角の戦いで2位に入ったルーキーのヤニ・ツェンをはじめ、同3位タイにテレサ・ルー、5位タイにキャンディ・クンの台湾勢3人がベスト5に入賞する快挙を達成した。

 中でもツェンの躍進はアメリカでも大きな話題になっている。大会最終日、必勝を誓うオチョアと最終組で回り、中盤の10番でイーグルを奪ったときには、オチョアに1打差まで迫り展開を面白くした。

 終盤の13番、15番、17番でボギーを叩き力尽きたが、その戦いぶりに無敵の女王も、「ヤニ(ツェン)のゴルフには感動しました。私が19歳の頃はまだ大学に通っていて、学生相手に戦っていたけれど、ヤニは19歳ですでにLPGAで優勝を目指している。きっとこれから彼女とは、同じ組で何度も優勝争いをすることになるでしょう」と絶賛するほど、堂々たるものだった。

 台湾に生まれ、父の影響で6歳のときゴルフを始めたツェンは、あっという間に腕を上げ、12歳のときにアメリカに渡って本格的にプロを目指す。ジュニア時代にはあのミッシェル・ウィー(米)を破って、全米女子アマパブリックリンクス選手権に勝ったことも。またモーガン・プレセル(米)を下してノース&サウス女子アマ選手権に優勝を飾るなど、以前からその実力には定評があった。

 昨年、Qスクールを一発でクリアし、今季はすでにマスターカード・クラシックで2位に入って頭角を表していた。そして今回、女王オチョアと互角の戦いを演じたことで更に注目が高まったというわけだ。

 本人は「世界ナンバー1のプレーヤーと一緒に最終組を回るのが夢でした。オチョアからいろいろなことを学びたかったから…。今回は勝てなかったけれど、これでさらに自信がつきました。オチョアに“これからたくさん優勝争いをしようね”と言われて嬉しかった」と、豪快な笑顔。日本勢にとってはまたひとり、強力なライバルが出現したことになる。

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