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ゴルフ コラム

メジャー無冠最強男S.ガルシア、またもや初Vはお預け

 メジャータイトルを獲得していない最強の男、セルヒオ・ガルシア(スペイン)は、またしても“天敵”に栄冠をさらわれた。

 今季メジャー最終戦、第90回 全米プロゴルフ選手権は、“モンスター”の異名を取る難コース、オークランドヒルズCCを舞台に熱戦を繰り広げた。パドレイ・ハリントン(アイルランド)が全英オープンに続きメジャー連勝を達成。ガルシアは再び土壇場で涙をのんだ。

 明暗を分けたのは最終ラウンド、17番パー3。238ヤードと距離の長いそのホールで、先にティーショットを打ったのはハリントン。狙い澄ました打球は雨のせいでやわらかくなったグリーンを直接とらえると、ピンそば3メートル弱のバーディチャンスにぴたり。このときハリントンは「勝ちを確信した」と言うが、その直後に放ったガルシアのティーショットはもっとすごかった。

 その時点で通算2アンダーで首位を分け合う状況の中、ハリントンの打球の内側、ピンそば1.2メートルをとらえるスーパーショットを披露したのだ。ところが3メートル弱のスネークラインを読み切ってバーディパットを決めたハリントンに対し、ガルシアはショートパットが左カップに蹴られてバーディならず。ここでハリントンに一歩リードを許すと、最終18番でもボギーを叩き、自身にとって3度目のメジャー2位(タイを含む)という結果に終わった。

「17番のパット? 読みもストロークも完璧だった。ただ入らなかっただけ。あれ以上のパットは打てなかった」とガルシアは言うが、メジャーで優勝する人間はそんな取りこぼしは絶対にしない。

 思えば昨季カーヌスティーで行われた全英オープンでも、最終日最終ホールで3メートルのパットを決めていれば、そのまますんなりガルシアの優勝が決まっていたのだ。それを外したばかりに、ハリントンとのプレーオフにもつれ込み、結局敗れて男泣きしなければならなかった。

 先の全米オープンで優勝したタイガー・ウッズ(米)は、選手たちが踏み荒らしスパイク跡でデコボコになって、どんな転がりをするか予想もつかないグリーン上でバーディパットをねじ込み、ロッコ・メディエート(米)に追いつき、最後はトロフィーを掲げ笑顔を見せた。その執念にも似た集中力を、ガルシアはまだ発揮する領域には達していないということなのか!?

 これでメジャー38戦0勝。メジャー無冠の最強プレーヤーと呼ばれたフィル・ミケルソン(米)は43戦目にしてマスターズで優勝を飾ったが、果たしてガルシアがメジャーチャンピオンに輝く日はいったい、いつなのだろうか?

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賞金ランキング

米国男子 11月11日

1. ビジェイ・シン $6,601,094
2. タイガー・ウッズ $5,775,000
3. フィル・ミケルソン $5,188,875
4. セルヒオ・ガルシア $4,858,224
5. ケニー・ペリー $4,663,794

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