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福留効果だ、カブスが1世紀ぶり「世界一」に好発進

 1908年を最後にワールドシリーズ制覇から見放されているシカゴ・カブスが、見事な開幕ダッシュを見せている。昨年はエースのカルロス・ザンブラーノ投手とマイケル・バレット捕手(現サンディエゴ・パドレス)がベンチでケンカを起こすなどチーム状態はひどく、6月いっぱいまで借金生活が続いた。

 しかし、今年はアルフォンゾ・ソリアーノ外野手が故障に見舞われながらも、リード・ジョンソン外野手がその穴を埋めるなど、投打がうまくかみ合っている。テッド・リリーを除けば、先発投手陣はいずれも防御率が4点未満。打線はデレック・リー一塁手の.359を筆頭に、先発している野手の5人が3割以上の打率を残している。

 また、予想以上にインパクトを与えているのが、大金を投じて獲得した福留孝介外野手。9回に同点となる3点本塁打を放つ開幕デビューを果たして以来、打席に立って出塁しなかったのはわずか2試合。.326の打率以上に、ナリーグ5位の.444と出塁率の高さが際立っている。メジャーリーグ全体で、福留は1打席あたりの投球数が最も多い打者の一人であり、米ケーブルテレビのスポーツ専門局『ESPN』の解説者オレル・ハーシュハイザーは、「選球眼が非常にいい」と褒めている。

 カブスはここ数年、リーとアラミス・ラミレス三塁手をサポートする左の好打者が不在だった。また、オフにジャック・ジョーンズ(現デトロイト・タイガース)とクレイグ・モンロー(現ミネソタ・ツインズ)という外野手2人を放出していたこともあり、福留にかける期待は大きかった。4年総額4800万ドル(約55億円)というサラリーについては、疑問符をつけるメディアやファンが少なからず存在した。

 しかし、福留の活躍がカブス好調の要因となっているのは確か。カブスが大金をかけて獲得したことは、現時点でまちがってなかったと言える。ESPNザ・マガジンのティム・カークジャンは、「順応力がすばらしい」とコメント。今後も打率3割、打者としての高評価につながる出塁率で4割以上を維持できれば、ナ・リーグ新人王の有力候補となるだろう。

 福留加入の効果もあり、カブスの総得点はアリゾナ・ダイヤモンドバックスに次いでメジャーリーグ全体で2位。リー、ラミレスと構成する中軸は、相手投手にとって厄介な存在になっている。また、ルーキーの捕手ジョバニー・ソトが、投手のリードだけでなく、打率.316と打撃面でも活躍しているのも忘れてはならない。今後もよっぽどの不振に陥らなければ、ソトは新人王争いで福留のライバルとなってもおかしくない。

 投手陣に目を向ければ、抑えから先発に戻ったライアン・デンプスターが3勝0敗、防御率2.90を記録。エースのザンブラーノも3勝、ジェイソン・マーキーも4試合中2試合で6回3失点以内のクオリティ・スタートを記録するなど、先発投手陣は安定している。抑えに転向したケリー・ウッドは、救援失敗が2度あるものの、2勝4セーブと黒星がない。肩とひじを手術するなど、11回の故障者リスト入りが原因で、先発としての投手生命にピリオドを打った。しかし、抑え転向は毎年200イニング以上投げる必要がなくなり、肩とひじの負荷を軽減させるうえでプラス。ウッド自身も、「この役割を受け入れたことは賢い決断」と語っている。

 ボブ・ハウリーと7度のホールドを記録しているカルロス・マルモルが、ウッドへつなぐ中継ぎとしていい仕事をしている。ただし、ルー・ピネラ監督は「何人かはきちんと仕事し始めなければいけない」と、その他の中継ぎ陣のレベルアップが必要だと口にする。それでも、今年のカブスは投打のバランスがよく、着実に勝ち星を増やしている。100年ぶりの世界一に向け、ファンの期待が高まっているのはまちがいない。

※個人成績は4月28日時点のもの

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順位表

ア・リーグ東部地区 9月29日

1. レイズ -
2. レッドソックス 2.0
3. ヤンキース 8.0
4. ブルージェイズ 11.0
5. オリオールズ 28.5

試合結果

アメリカン・リーグ 9月29日

タイガース 2-8 ホワイトソックス

ナショナル・リーグ 9月28日

マーリンズ 4-2 メッツ
ナショナルズ 3-8 フィリーズ
ブレーブス 1-3 アストロズ
カブス 1-3 ブリュワーズ
レッズ 4-11 カージナルス
パイレーツ 6-1 パドレス
ドジャース 1-3 ジャイアンツ
ロッキーズ 1-2 ダイヤモンドバックス

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