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メジャーリーグ コラム メジャーNo.1列伝

【メジャーNo.1列伝】ホントにあった延長25回、8時間6分の大激闘

 客席に腰掛け、ビール片手に好きなチームへ声援を送るのは、日米を問わず野球観戦の醍醐味である。しかし試合も3時間を過ぎ、その間ずっと座りっぱなしだと、段々お尻が痛くなってくる。もともと人間の集中力は3時間以上も持続しないので、4時間を超えるようなロングランになって来ると、もうどっちが勝ってもいいから早く終わってくれ、とウンザリした気分にさせられた記憶をお持ちの方も多いだろう。

 だが、4時間なんて長い歴史を誇るメジャーではまだマシなほうだ。1984年5月8日にシカゴ・ホワイトソックスの本拠地コミスキー・パークで行われたホワイトソックス対ミルウォーキー・ブリュワーズ戦は、午後7時30分に始まったものの3対3の同点のまま延長戦になっても決着がつかず、遂に17回まで突入した。それでも勝敗は決せず、午前1時以降は新しいイニングに入らないというア・リーグ規定に基づき、サスペンデッドゲームとなった。日が明けて再開された試合は21回表、後に近鉄バファローズでもプレーすることになるベン・オグリビー外野手の3ランでブリュワーズが3点を勝ち越すが、勝負を諦めないホワイトソックスもその裏3点を奪い返し、2日がかりの大熱戦はいったいいつになったら終わるのか、誰にもわからないゲームとなった。

 しかし25回裏、ハロルド・ベインズ外野手がブリュワーズのチャック・ポーター投手からソロ本塁打を放ち、ホワイトソックスが7対6でサヨナラ勝ち。球史に残る激闘は、ようやく終止符を打った。途中で中断されたものの、試合時間はトータルで実に8時間6分となり、これがメジャー史上最長の試合時間となっている。また両チームが戦った25回というイニング数も、1920年5月1日に行われたブルックリン(現ロサンゼルス)・ドジャース対ボストン(現アトランタ)・ブレーブス戦の26回に次ぐ、最多記録となっている。なお、9日に日を改めて続行された試合は、当初から予定されていた同カードに先立って行われたのだが、最後の回に投げて勝ち投手となった当時39歳の大ベテラン、トム・シーバー投手はなんと次の試合でも勝ち、「1日2勝」の荒稼ぎをしている。

 1日中試合をしていたという意味では、1964年5月31日にシェイ・スタジアムで行われた、ニューヨーク・メッツ戦対サンフランシスコ・ジャイアンツ戦も凄い。この日は両チームによるダブルヘッダーが行われ、第1試合はジャイアンツがメッツを5対3で破った。この試合自体は何ら問題なかったのだが、なんと第2試合はナ・リーグ史上最長となる7時間23分の超ロングゲームとなったのである。試合は延長23回の末、ジャイアンツが8対6で連勝。2試合トータルでの時間は実に9時間52分となった。これだけしんどい思いをしながら、結局この日1勝もできなかったメッツの選手たちは、気の毒と言うほかない。

 さらにマイナーリーグでは、1981年4月18日に行われたポータケット・レッドソックス(ボストン・レッドソックス傘下)対ロチェスター・レッドウィングス(ボルティモア・オリオールズ傘下)戦の延長33回、試合時間8時間25分というとてつもない記録がある。この時は日付変わって翌19日の午前4時過ぎまで行われた後、一時中断。2か月後の6月23日に試合が再開され、ポータケットが3対2で勝利を収めている。実はこの試合には、後に殿堂入りを果たしたカル・リプケン、首位打者を5回獲得したウェイド・ボッグスの両内野手が出場していたのだが、リプケンはマイナー時代に既にこんなタフな試合を経験していたからこそ、メジャー史上最長の連続試合出場記録を達成できたのかもしれない。

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順位表

ア・リーグ東部地区 9月30日

1. レイズ -
2. レッドソックス 2.0
3. ヤンキース 8.0
4. ブルージェイズ 11.0
5. オリオールズ 28.5

試合結果

インター・リーグ 10月29日

レイズ 3-4 フィリーズ

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