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メジャーリーグ コラム 日本人メジャーリーガー応援宣言!

松坂-岡島の日本人リレーで開幕戦勝利なるか

 日本人メジャーリーガーの活躍を応援し、メジャーをさらに楽しむためのコラム「日本人メジャーリーガー応援宣言!」。第6回は、前回に続いてボストン・レッドソックスの松坂大輔、岡島秀樹の両投手を取り上げる。いよいよ日本開幕戦での凱旋出場が決まった松坂だが、オークランド・アスレチックスとの相性はどうか。また注目の開幕戦は、いったいどのような試合展開になっていくのであろうか。

凱旋登板へ死角なし! 日本人コンビで開幕白星ゲット

 メジャーリーグについて、学術的な研究活動を行っている「ベースボール・カレッジ」では、待ちに待ったスプリング・ブレイク(春休み)の真っ最中だ。厳しい試験からようやく解放された学生たちは、それぞれ思い思いの休日を過ごしているようである。

ジャマール(学生)「もしもし、エリカ。どうだいフロリダは?」

エリカ(学生)「ハロー、ジャマール元気にしているの?フロリダは最高よ」

ジャマール「こっちは相変わらず学校に残って、図書館で追試のレポートを書いているところだよ。テストの成績が悪かったから、ハンソン助教授に居残り勉強を言い渡されちゃったんだよな」

エリカ「しょうがないわね、だから一生懸命勉強するように言ったでしょ。私たちはメジャー各球団の春季キャンプを見学しているの。とっても楽しいわよ」

エリカ「俺も行きたかったなぁ。まぁ、日本での開幕戦が始まるころには、なんとかレポートも仕上がると思うけどね」

 米国本土に先駆けて、25日から始まるレッドソックスと、アスレチックスとの開幕戦。松坂については第2子が産まれ、またエースのジョシュ・ベケット投手が来日を回避したことから、メジャー2年目にして早くも開幕投手の栄誉を手にすることになった。開幕試合といっても、数字の上では通常のゲームとなんら変わりは無い。だが、ここはやはり勝利を手にして、2008年シーズンを素晴らしい年にするためのナイススタートといきたい。東京ドームでは多くのファンから声援を受けて、まさにホームのような状態で登板できることもあり、松坂にとっては最高のピッチングを披露するチャンスとなりそうだ。一時は懸念されたチームのボイコット騒ぎも収束し、昨年の世界一軍団の一員として、晴れのマウンドに立つことがようやく確定したのである。

 松坂はアスレチックスに対し、2007年6月に行われた公式戦で登板した。敵地マカフィー・コロシアムで先発のマウンドに登った松坂は、7回を投げて8つの三振を奪うなど、7安打2失点の内容で降板。だが、味方打線がアスレチックス投手陣から得点を奪うことができずに0対2で完封負け、松坂は負け投手となっている。東京ドームでの試合は、得意の「リベンジ」を狙う絶好のチャンスなのだ。また松坂にとって朗報は、この試合でホームランを浴びたアスレチックスの主砲、エリック・シャベス三塁手が来日を取りやめたことかもしれない。一発を気にすることなく、攻めの投球でアスレチックス打線を追い込んで、凱旋登板を飾りたいところである。

 一方の岡島も、かつての古巣である東京ドームでのリリーフ登板に向けて準備は万端だ。昨年はアスレチックス相手に3試合に登板し、打たれたヒットがわずかに1本。防御率0.00と、ほぼ完ぺきに抑え込んだ。日本でも接戦の場面で登板が予想されるが、「ダイスケ-オキ」の日本人投手リレーで守護神ジョナサン・パペルボン投手へとつないで、満員のスタンドを沸かせて欲しいところである。

メジャー版「格差社会」を打ち破れ!「改革元年」で番狂わせ狙うアスレチックス

エリカ「早くレポートを仕上げないと、日本開幕戦をテレビで見られなくなっちゃうよ。そういえば教授とマイケルは、東京まで試合を見に行くらしいね」

ジャマール「えっ、ホント? いいなぁ、俺も日本に行きたいよ」

マイケル(大学院生)「ジャマール、レポートは進んでいるかい?」

ジャマール「うわさをすれば本人がやってきたぞ。マイケル、電話でエリカに聞いたけど日本に行くんだって?」

マイケル「ああ、明日には出発するんだけど、今日は荷造りをしているところさ。日本語もばっちりだよ『ドモ、コンニチワ』」

ジャマール「それぐらいなら俺だって言えるよ。ねぇ、日本でお土産買ってきてよ! 今回の日本開幕戦の記念グッズなんかいいな」

マイケル「お安い御用さ。その代わり、一つレポートを追加しよう。今年のアスレチックスの戦力分析と、開幕戦の勝敗予想をしてもらおうかな」

ジャマール「冗談じゃないよ、いまのレポートだけで手一杯なのに、さらに宿題が増えるなんて!」

 アスレチックスはレッドソックスと同様、アメリカン・リーグが創設された1901年から参加している老舗球団である。東海岸のフィラデルフィアに本拠地を置いていたが、1955年には中西部のカンザスシティへ移転。さらに68年には、カリフォルニア州のベイエリア、オークランドへと2度目の引越しを行った。この移転が功を奏したか、1970年代には黄金時代が到来する。主砲のレジー・ジャクソン外野手らを擁したアスレチックスは、72年からワールドシリーズ3連覇の偉業を達成したのだ。89年にも、マーク・マグワイア内野手やホゼ・カンセコ外野手の「バッシュ・ブラザース」らが在籍し、再びワールドシリーズを制している。90年代はペナントから見放されるも、21世紀に入って復活。バリー・ジート(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)やマーク・マルダー(現セントルイス・カージナルス)など若手による強力な先発投手陣を構築し、プレーオフの常連へと返り咲いた。

 だが、2007年シーズンは低迷。マルダーやジートが去ったあとのチームを支えたダン・ハレン投手(現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)が15勝をマークするも、期待されたリッチ・ハーデン投手はけがに泣いてわずか1勝止まり。結局76勝86敗の成績で、ア・リーグ西地区の3位に終わったのである。そこでアスレチックスのビリー・ビーンGMは、大規模なチーム改造に着手した。ハレンや、昨季22本塁打を放ったニック・スウィッシャー外野手(現シカゴ・ホワイトソックス)らを相次いで放出、世代交代を図ったのだ。アスレチックスはこれまでも、ティム・ハドソン投手(現アトランタ・ブレーブス)やミゲール・テハダ遊撃手(現ヒューストン・アストロズ)などのスーパースターを手放したが、その都度選手を上手く補強し、再生に成功してきた。「マネーボール」野球の推進者である、ビーンGMのお手並み拝見というところである。また2011年には、同じカリフォルニア州内のフレモントへ建設が予定される新球場への移転が計画されている。新天地へ移る3年後には、チームを70年代のような黄金時代へと導くためにも、今年は「改革元年」という位置づけになるのだ。

 とはいえ、現時点では戦力不足は否めず、昨年のワールドシリーズ覇者であるレッドソックスとの差は明白。松坂、岡島、それに指名打者デビッド・オーティスやマニー・ラミレス外野手などのスーパースターたちを擁するレッドソックスとは、まさにメジャー版「格差社会」が浮き彫りになった形だ。だが、富める者がいつも勝利を収めるようでは世の中はつまらない。アスレチックスの選手たちは、日本での番狂わせを虎視眈々と狙っているはずだ。開幕戦で松坂と投げ合うことが予想されるのは、昨年14勝をマークした右腕のジョー・ブラントン投手。1980年生まれの27歳と、まさに「松坂世代」のブラントンが、レッドソックス打線の前に立ちはだかることになる。続く2戦目は、巻き返しを図るハーデンが先発のマウンドに上るだろう。もう一人の注目株は、女房役である日系人のカート・スズキ捕手である。昨年の9月には自身初の満塁本塁打を放つなど、順調な成長を遂げているスズキには、祖先の国での活躍が期待される。

 というところで、気になる勝敗予想だ。開幕戦は、松坂と岡島の黄金リレーが決まって、レッドソックスの快勝。そして2戦目ではアスレチックスの若い選手たちが意地を見せ、後半に試合をひっくり返して逆転勝ち。1勝1敗の痛み分け、という結果になると予想しておこう。

マイケル「うん、このレポートならばっちりだよ。教授も喜ぶと思うから、さっそく届けておくよ」

ジャマール「サンキュー、マイケル! じゃ家に帰ってゲームでもやるかな」

マイケル「おっと、その前に他のレポートも片付けないとね! 日本開幕戦を見る時間がなくなるぜ」

ジャマール「やっぱりそうだよね。今夜も徹夜かな、とほほ」

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順位表

ア・リーグ東部地区 9月30日

1. レイズ -
2. レッドソックス 2.0
3. ヤンキース 8.0
4. ブルージェイズ 11.0
5. オリオールズ 28.5

試合結果

インター・リーグ 10月29日

レイズ 3-4 フィリーズ

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