注目情報

ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【第3回】日本一のラインアウト・ジャンパー。見事なクリーン・キャッチを見逃すな。/熊谷皇紀 NECグリーンロケッツ

(C)NEC SPORTS

(C)NEC SPORTS

熊谷皇紀 NEC/ロック
1978.5.31生(27歳) 193cm/104kg

 箕内(NEC)、大畑(神戸製鋼)ら、現日本代表の中心となっている75年生まれの選手たちは、ラグビー界の「ゴールデン・エイジ」と呼ばれている。そして、この75年組に勝るとも劣らない逸材の宝庫と囁かれているのが、78年組だ。今季ヤマハ発動機のキャプテンに就任した木曽、サントリーのバイスキャプテンに就任した栗原など、各チームを引っ張る存在になっている。熊谷もそんな78年組のひとりだ。名門・東福岡高校時代は、「史上最強」と評された高校日本代表に選ばれ、ニュージーランドに遠征している。同校卒業後は法政大-NECと進み、日本代表の正LOの座を掴むまでに成長した。

 一見順調に見える熊谷のキャリアだが、実はこれまで何度もケガに泣かされている。大学時代は腰痛に悩まされ、最終学年のときは結局プレーすることができなかった。NEC入社後も、その高い能力とラグビーセンスを買われ、すぐにスタメンの座を得たものの、なかなかシーズンを通して活躍することができなかった。が、ここ数年は非常に安定したパフォーマンスを高いレベルで発揮できており、心身ともに充実した時期にあることがうかがえる。

 プレーで注目したいのはラインアウト。代表で、NECで、ラインアウトでのキーマンとしてその存在は欠かせないものとなっている。夏合宿中に網走で行われた東芝府中との練習試合でも、再三東芝府中ボールのラインアウトを奪い、その実力を改めて証明してみせた。昨秋、スコットランド、ルーマニア、ウェールズと対戦した日本代表の欧州遠征でも3試合にフル出場を果たしたが、惨敗のなかでの数少ない明るい材料が熊谷のラインアウトであった。
 自身も「ラインアウトは十分に通用した」と語っており、大きな自信となったようだ。もちろんロックに求められる密集戦でのボールの奪い合いや、ディフェンスでも熊谷の姿が目立つようになった。

 2007年のワールドカップ出場を目指す日本代表だが、熊谷もメンバー入りに向けて意欲を燃やしている。ライバルは少なくない。外国チームとの体格差を補うため、ロックには外国籍の選手がスコッドに選ばれる可能性が高い。日本人ロックでも、トヨタ自動車の北川キャプテン、同じくトヨタ自動車の平塚など熊谷に匹敵する実力を持つ選手も現れ始めている。前述のヤマハ発動機・木曽キャプテンもロックとして前回ワールドカップで実績を残している。熊谷が日本代表で正ロックの座を不動のものとするためには、今シーズンもあらゆる場面でチームを引っ張る存在となり、ライバルたちに差をつけなくてはならない。そして、世界の舞台で活躍する姿を披露してもらいたい。

[PR] お役立ち情報

第4節 スケジュール・結果

10/10(金) 19:30 @ 秩父宮

10/11(土) 12:00 @ 熊谷

10/11(土) 12:00 @西京極

10/11(土) 14:00 @ 熊谷

10/11(土) 14:00 @西京極

10/13(月) 12:00 @ 秩父宮

10/13(月) 14:00 @ 秩父宮

ラグビー情報

マイクロソフトカップ2008

Microsoft CUPミニ・ラグビー交流大会2007

PR

このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容はMSNおよびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。