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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【第4回】「The Real Lock(ザ・リアル・ロック=正真正銘のロック)」。元オールブラックスが見せる全力プレーに注目。/トロイ・フラベル トヨタ自動車ヴェルブリッツ

(C)丸山慎一

(C)丸山慎一

トロイ・フラベル トヨタ自動車/ロック、フランカー
1976.11.4生(29歳) 197cm/120kg

 ニュージーランド在住の知人が、以前こんな話をしてくれた。
 「こっちの小学校では、子供たちがロックをやりたがるんだよ。ロックがいちばん人気があるなんてビックリした」
チームで最も身体が大きく、長身の選手が務めるポジションがロック。キックオフやラインアウトなどの空中戦の中心となり、スクラムではフロントローを後ろからがっちりと支える。モールでは核となり、ラックでは激しく突っ込み、身体を張ってボール確保に励む。そんな強さに子供たちはあこがれるのだろう。
 トロイ・フラベルは、ラグビー王国・ニュージーランドを象徴する代表チーム、オールブラックスのロックに選ばれた経験を持つ。キャップ15。このポジションでは世界有数の選手だと言っていいだろう。

 トヨタ自動車へは昨季加入したが、その激しくひたむきに密集に身体を突っ込み、猛烈に足を掻き、とにかくボール獲得をじゃまするものを蹴散らすというプレーはファンだけでなく、チームにも本物の ロックとはいかなるものなのかを教えてくれた。
 もちろん見せ場はアタックのときばかりではない。タックルも極めてしぶとい。強いチームに名ロックありと言われるが、フラベルのプレーを見ているとそれもうなずける。

 出身はニュージーランドのノースハーバー。同州代表は、過去20年で彼を含め、24名のオールブラックスを輩出しているニュージーランド屈指の名門。現在までの17年間に渡り、州代表選手権ファースト・ディビジョンでの地位を維持し続けている。同州代表を中心に編成される、スーパー12のブルーズを経てトヨタ自動車入り。そのキャリアには、一点の曇りもない。
 フラベルの存在は、チームの勝敗のみならず、トヨタ自動車の若手育成にも大きく影響している。彼が昨季見せてくれた激しく、力強いプレーは、日本代表FWが世界を相手に戦う際にもっとも求められるプレーである。その意味で、絶好のお手本を手に入れたと言えよう。実際、今季キャプテンに就任した北川、高校時代から大型ロックとして将来を嘱望されていた平塚ら、トヨタ自動車の若手ロックはフラベルのプレーを間近でみることで着実に成長を遂げているのが非常に印象的だ。

 今季のトヨタ自動車は、こうしてフラベルのプレーを学び、成長した日本人選手がロックを務める可能性がある。となると、フラベルはブルーズで経験しているフランカーに回ることもありそうだ。少々ラフプレーが多いのはたまにキズだが、今季は昨年以上にブレイクダウンの攻防でフラベルの獅子奮迅の活躍を見ることができそうだ。

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第4節 スケジュール・結果

10/10(金) 19:30 @ 秩父宮

10/11(土) 12:00 @ 熊谷

10/11(土) 12:00 @西京極

10/11(土) 14:00 @ 熊谷

10/11(土) 14:00 @西京極

10/13(月) 12:00 @ 秩父宮

10/13(月) 14:00 @ 秩父宮

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