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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【第10回】円熟味を増したプレー。身体を張ったしぶといディフェンスに注目/ロイス・ウイリス 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

(C) 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

(C) 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

ロイス・ウイリス 神戸製鋼/ロック
1975年8月28日生(30歳)198cm/120kg

 本コラム第4回で注目したトロイ・フラベル(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)に続き、今回も元オールブラックス(ニュージーランド代表)のロックを紹介することになる。ロイス・ウイリス。オールブラックスとしてキャップ12。彼もまた“Real Lock(正真正銘のロック)”である。

 NPCワイカトでトッププレーヤーとしてのキャリアをスタートさせたロイシー(神戸製鋼のチームメイトたちは親しみを込めて彼をこう呼んでいる)は、スーパー12のブルース、チーフスを経て、2003年に来日。今季が3シーズン目となる。トップリーグ初年度でもあった2003-2004シーズンで、ロイシーは元オールブラックスの名にふさわしい活躍を見せ、栄えある初代ベスト・フィフティーンにも選ばれた。
 198cm、120kgという体躯を活かしての突破はもちろん迫力十分。ロックの見せ場でもあるラインアウトやキックオフ、モール・ラックといった密集戦での貢献度も高い。そして、それ以上に注目していただきたいのはディフェンスだ。豊富な運動量を武器にしぶといタックルを繰り返す場面には、何度も感心させられた。神戸製鋼の日本人FWは決してサイズに恵まれていない。東芝府中やNECなど、パワフルなFW相手には守勢に回ることが多い近年だが、幾度となくロイシーが身体を張って止めている。

 今季、ハイパフォーマンスを維持できているのは、ケガのためシーズンを通して活躍することができなかった昨季の悔しさがあるからだろうか。今季は開幕から順調な仕上がりぶりを見せているが、外国人プレーヤー枠(ピッチに2名まで)によりフルタイム出場がかなわないことも多い。しかし大切な場面では必ず起用され、チームからの信頼感に変わりはないことがうかがえる。
 異国での生活にも慣れ、そのプレーはますます円熟味を増している。第5節の対トヨタ自動車戦は、チームとしても、ロイシーとしても今季のベストゲームだったろう。林とのセカンドローは、その仕事量・質の両面において賞賛すべきものだった。
 開幕から連敗し、波に乗れなかった神戸製鋼だが、ここに来て復調しつつある。ロイシーの献身的なプレーが、王者復活のカギのひとつであることは間違いない。

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第4節 スケジュール・結果

10/10(金) 19:30 @ 秩父宮

10/11(土) 12:00 @ 熊谷

10/11(土) 12:00 @西京極

10/11(土) 14:00 @ 熊谷

10/11(土) 14:00 @西京極

10/13(月) 12:00 @ 秩父宮

10/13(月) 14:00 @ 秩父宮

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