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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【第14回】日本一のタックラー。NPCスコッド入りを果たした実力はホンモノ/大久保直弥 サントリーサンゴリアス

(C)AKI NAGAO

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大久保直弥 サントリー/ロック・フランカー
1975年9月27日生(30歳)188cm/105kg

 当たり前のことであるが、ラグビーにおいて、タックルという行為が果たす役割は極めて大きい。相手プレーヤーの突進を止め、得点を阻むというだけでなく、チーム全体の士気を高める効果を併せ持つ。したがって、どんなチームにも必ずいる“ハード・タックラー"は、仲間たちから最大限の賞賛を浴び、信頼を得ることができるのだ。今回紹介する大久保直弥は、日本一のハード・タックラーである。

 大久保が名を馳せたのは、1999年ウェールズで開催されたワールドカップでの活躍がすさまじいものだったからだ。サモア、アルゼンチン、そしてホスト国ウェールズのプレーヤーにタックルを見舞い、倒し続けた姿が、劣勢を強いられた日本代表のなかでひときわ目立った。前回2003年大会でも、ブラインドサイド・フランカーとして出場した全4試合で再び大きな相手を倒し続けた。その姿にチームメイトが、サポーターがどれほどの勇気を得ることができたか。

 大久保が他のトップリーガーたちと少々異なるのは、初めてラグビーと出会ったのが、大学入学後であることだ。ラグビースクール出身者に代表されるように、小さいころから楕円球に親しんできたプレーヤーが多いなかでは、明らかに異色の存在である。逆に言えば、ラグビーを始めてからわずか数年でナショナルチームのプレーヤーに選出されるレベルに達したわけで、その才能が極めて高いことは疑いない。キャリアが浅くとも届いたジャパンの座。さらにラグビーを深めることで、もっと素晴らしいプレーヤーになれる――そう考えるのも至極当然である。大久保が選んだ道は、王国ニュージーランドでのプレーだった。
 昨年サントリーを退社し、単身ニュージーランドへ渡った大久保は、NPC(州代表選手権)スコッド入りを目指し、見事サウスランド協会とプロ契約を果たした。この偉業は日本人では坂田好弘・大阪体育大学監督に続き2人目、フォワードでは初めてであった。大久保のタックルが、世界でもトップクラスにあることが証明されたわけだ。残念ながら、今季はスコッド入りを果たせず帰国。古巣のサントリーからのオファーを受けて復帰。トップリーグ開幕から、さらにパワフルになった姿を見せてくれている。

 来年のワールドカップ予選を勝ち抜くと、日本代表は本大会でオーストラリア、ウェールズという強豪と戦わねばならない。劣勢下で、折れそうになる心を繋ぐのは、ハードなタックルしかない。大舞台で三たびあのタックルを浴びせ、見るものすべてに勇気を与えてほしい。

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第3節 スケジュール・結果

09/20(土) 17:00 @ 秩父宮

09/20(土) 18:00 @ 松本アルウィン

09/20(土) 19:00 @ 秩父宮

09/20(土) 19:00 @ グローバル

09/21(日) 15:00 @ 足利陸

09/21(日) 15:00 @ 柏の葉

09/23(火) 15:00 @ 花園

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