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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【マーティン・ヴィール/クボタ】悲願の4強入りへのキーマン。攻守にバランスの取れたロック

(C)クボタスピアーズ

(C)クボタスピアーズ

マーティン・ヴィール/クボタスピアーズ/ロック・フランカー・No.8
1977年8月9日生(29歳) 195cm/100kg

前半戦を終えて3勝4敗の8位につけているクボタ。昨季マイクロソフトカップでベスト4入りを果たした勢いに乗り、今季は躍進かと思われたが結果は芳しいものではない。しかし、その内容は昨季までとは大きく異なる。三洋電機との接戦を制し(第3節)、堅守を誇るNECグリーンロケッツから6トライを挙げる(第7節)など地力がついたことを証明している。
積極的なリクルーティングにより、今季は即戦力が多数入部したが、そのなかでも今回ご紹介するマーティン・ヴィールは注目度大だ。

昨季までの所属はNPCノースハーバー。あまり詳しくご存じない方にご説明すると、NPCは「National Provincial Championship(ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップ)」の略称で、ニュージーランドの「ラグビー州選手権」、つまり地区代表対抗戦のことを指す。ヴィールが所属していたノースハーバーは1部に属する強豪で、ヤマハ発動機ジュビロの木曽一キャプテンがスコッドに選ばれたこともあるなど、ラグビーファンには馴染みあるチームだ。ヴィールはこのチームでバリバリの活躍を見せていた。このNPCに出場することが、スーパー14や国代表への道となるため、非常にレベルは高い。

ヴィールのプレーは非常にオースドックスなスタイル。基本に忠実である。ニュージーランド出身のロックというと、昨季までトヨタ自動車に在籍していたトロイ・フラベル(現スーパー14・ブルース)が思い浮かぶ。フラベルはすさまじいパワーで相手をねじ伏せるという雰囲気だったが、ヴィールは他のニュージーランドのロック同様、空中戦の核となり、密集戦でのボール獲得など地味な仕事を厭わないタイプだ。バックローもできるだけに、セカンドローとしては非常に運動量の多いプレーヤーだという印象を受けた。
クボタはバックスリーに小堀、本吉、柴原、大津留らの成長著しいウイング、フルバックには昨季のトライ王であるマクイナリがいる。FWからの安定したボール供給さえ実現すれば、得点力は飛躍的に向上する。ヴィールが担う役割は非常に大きいことになる。

クボタには前出のマクイナリのほか、元オーストラリア代表のトウタイ・ケフがいる。外国人プレーヤーの人数制限ルールのため、ヴィールのフル出場はなかなか難しいが、出場中はシブい、玄人好みのプレーを見せてくれるだろう。上位陣との対戦をほぼ終えたクボタが、ヴィールの活躍で悲願のベスト4入りを果たすかもしれない。

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第3節 スケジュール・結果

09/20(土) 17:00 @ 秩父宮

09/20(土) 18:00 @ 松本アルウィン

09/20(土) 19:00 @ 秩父宮

09/20(土) 19:00 @ グローバル

09/21(日) 15:00 @ 足利陸

09/21(日) 15:00 @ 柏の葉

09/23(火) 15:00 @ 花園

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