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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【ダニエル・ケート/トヨタ自動車】若さに似合わぬ巧みなプレー。日本でさらに成長を

(C)トヨタ自動車ヴェルブリッツ

(C)トヨタ自動車ヴェルブリッツ

ダニエル・ケート/トヨタ自動車ヴェルブリッツ/フランカー、ロック
1980年4月2日生(26歳) 196cm/110kg

トップ4入りへ毎節戦いの厳しさが増しているトップリーグ。第10節を終え、7勝3敗で3位につけているのがトヨタ自動車だ。チームの売りである「激しさ」を象徴する存在として、昨季まではトロイ・フラベル、フィロ・ティアティアという2人の元ニュージーランド代表がどしりと構え、「速さ」の象徴としてF1と称される快足バックスリーがいた。後者は大物ルーキー正面が加わり健在だが、前者は荒々しさが少し影を潜めた一方でうまさが加わった。その「うまさ」を体現しているのがダニエル・ケートだ。

トヨタ自動車ではロックで起用されているが、もともとはバックローが本職だけに、ブレイクダウン(ボール争奪局面)での絡み方が非常にうまい。さらに、ラインアウトでの駆け引きも非常に巧みだ。相手ボールを競りにいくところ、キャッチさせてタックルにいくところの見極めや、マイボールでの安定したキャッチャーぶりは頼もしい。ニュージーランド出身のロックは、現ニュージーランド代表のクリス・ジャック(スーパー14・クルセーダーズ)に代表されるように、空中戦と密集戦で地道に力を発揮するタイプが多い。ディフェンダーをふっ飛ばしての豪快な突破もたまに見せるが、本領を発揮するのは比較的地味な場面。ケートもそんなトラディショナルなロック像をイメージさせてくれる。日本の若いロックたちにぜひ見習ってほしい、お手本のプレーが随所に見ることができるのだ。

出身のニュージーランドでは、スーパー14での華々しい経歴はない。Air NZ Cup(ニュージーランド航空杯。旧ニュージーランド地区対抗戦)のサウスランドでのプレー経験がある。ちなみに同チームにはサントリーの大久保直弥選手が在籍していた。同チームとの契約満了後の今年5月末に来日し、トヨタ自動車に合流。今季トップリーグは開幕からフル回転、いまやトヨタ自動車になくてはならない存在となりつつある。
ケートはその若さも魅力のひとつ。まだ26歳であり、経験がモノをいうフォワードではキャリアのピークはこれから迎えると思われる。ラグビー王国で芽が出て、日本で開花する…ぜひ1年でも長く日本でのプレーを続けてほしいプレーヤーだ。

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第7節 スケジュール・結果

11/29(土) 13:00 @ ヤマハ

11/29(土) 14:00 @ 秩父宮

11/29(土) 14:00 @コカ・ウエスト

11/30(日) 12:00 @ かきどまり

11/30(日) 13:00 @ 長良川

11/30(日) 13:00 @ 桃太郎

11/30(日) 14:00 @ かきどまり

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