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ラグビー 菊地紀満コラム「ニューフェイス」

【中山義孝/トヨタ自動車】層の厚いバックローのなかでポジション獲得。2年目にして開花

(C)トヨタ自動車ヴェルブリッツ

(C)トヨタ自動車ヴェルブリッツ

中山義孝/トヨタ自動車ヴェルブリッツ/FL、LO、No.8
1982年8月6日生(24歳) 184cm/100kg

トヨタ自動車のフォワードと聞いて浮かぶイメージは、大きな体躯、激しいブレイクダウン(ボールの争奪局面)、パワフルな突進…といった感じではないだろうか。実際、昨年まではロックにフラベル、No.8にティアティアという2人の元オールブラックスが暴れまくり、現在でも元主将の菅原、日本代表の菊谷など、そうそうたるメンツが顔を揃えている。他にも決して大柄ではないが、運動力と機動力に優れた遠藤、阿部も控えており、層の厚さではトップリーグでも1、2を争うと思う。
そんな層の厚いトヨタ自動車で、出場の機会を勝ち取るのはそうそう簡単なことではない。まして、そのポジションを守り抜くのはもっと困難なことである。この難行を今季しっかりと完遂しているプレーヤーが中山義孝だ。ルーキーイヤーの昨季は出場実績なし。したがって今季も開幕前は中山がスターターの、しかも層の厚いフランカーのポジションを獲得するとは予想しづらかった。激しい密集戦のなかでケガもしやすいが、欠勤なし。貢献度は小さくない。

大分舞鶴高から同志社大という名門コースを歩んだ中山は、9歳のときに、多くのトップリーガーを生み出した鞘ヶ谷ラグビースクールでラグビーと出会った。大学4年時の大学選手権では、仙波主将(現東芝)、平(現サントリー)のセンターコンビを中心に早稲田大を終盤に追い詰め、あと一歩で打倒・関東を果たすところまで行った経験を持つ。
今季のポジション獲得に一因に、トヨタ自動車がオーストラリアの「シークエンス・ラグビー」をチームのベースに取り入れたため、ボール争奪戦で汗を流すことを厭わない「仕事人」タイプのバックローが不可欠となったことがある。実際、出場したゲームを観ていても、その密集にコミットするのは無駄ではないか、と思われる場面でもどんどん参加。ターンオーバーは難しくとも、相手のボール出しをワンテンポでもツーテンポでも遅らせようと奮戦する中山の姿があった。ラグビーを始めたばかりの小中高校生がフランカーのお手本として見てほしいようなプレーの連続だ。
トヨタ自動車は、トップ4入りとプレーオフ進出を最終節・対NEC戦にかける。NECのバックローは百戦錬磨の大東、マーシュ、箕内。チームのトップ4入りに向け、中山が走りまくる姿が目に浮かんでくるようだ。

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第4節 スケジュール・結果

10/10(金) 19:30 @ 秩父宮

10/11(土) 12:00 @ 熊谷

10/11(土) 12:00 @西京極

10/11(土) 14:00 @ 熊谷

10/11(土) 14:00 @西京極

10/13(月) 12:00 @ 秩父宮

10/13(月) 14:00 @ 秩父宮

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